空気中からやってくる車の敵
一見透明に見える空気
わたしたちが日常生活しているうえで空気は欠かせないものです。しかし、一見透明に見える空気にも多くのものが含まれています。それらが降り注いだり、車に付着することによって車にはとれない汚れが残ってしまうことがあります。花粉、黄砂、潮風による塩分や道路にまかれた除雪剤の塩素、酸性雨、化学物質などがあります。
春に降り注ぐ車の天敵とは
春は一年の始まりの季節です。入学式や創業式、入社式など人生の節目となることが多い季節です。しかし、春はマスクの季節でもあります。花粉や黄砂など多くのものが地上に降り注ぎ、目や鼻などが炎症を起こしてしまう人が多くいます。花粉は花粉症の人の大敵でもありますが、実は自動車にとっても大敵なのです。花粉が車に降り積もると車の表面が黄色になってしまいます。粘着質で簡単には取ることができず、そのうえ水分を吸収するとシミになるおそれがあります。そのため花粉の降り積もった車に雨が降ることによって愛車にたくさんのシミができてしまうのです。
またこの季節、黄砂も同様に車の表面を傷つける原因になります。黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などの砂が巻き上げられ日本に降り注ぐものです。これらの砂は非常に小さいものですが、雨などの水分と結合すると車の表面に強く付着します。花粉と同じようにふき取ることが難しく、無理に布などでふき取ろうとすると、小さな石で擦ったようなキズがつくことがあります。
夏や冬の行楽にも注意
また春以外にも空から降ってくるものはあります。夏の行楽では海に行くこともあるでしょう。海水には当然塩が含まれています。塩は車の塗装を劣化させやすく、また鉄を腐食します。また冬の道路には融雪剤として塩化ナトリウムや塩化カルシウムなどが撒かれています。これらは塩素を含んでいるため、そのうえを走行したときにアンダーボディが腐食しやすくなります。また車両の走行によって細かく砕かれた塩化物質が空気中に巻き上げられ、車の上に降り注ぎ塩害を発生させることもあります。
化学物質による影響
酸性雨は化石燃料の燃焼や火山活動などによって雨が酸性になることです。酸性雨は車の上にも降り注ぎます。降り注いだ酸性の水分が蒸発し、残った成分が自動車の塗装を劣化させていきます。また工業地帯周辺などの場合、化学物質が煙突から排出されていてその物質が車に降り注ぐことによって塗装を劣化させます。きちんと対応しなかったため、車の天井部分の塗装だけが完全になくなり、中の金属部分が見えてしまうということも起こりえます。
このように空気中には愛車を傷めるものがたくさん浮遊しています。そのため、長期の駐車などの際には、ボディカバーが欠かせません。また、花粉や黄砂などの対策としてボディカバーは非常に有効です。正しい使用法で車をきちんと守りましょう。





